第3回XMP Challenge(終了しました)
日程
2013.2.15 | 参加登録開始 |
2013.2.25 | 計算環境公開 |
2013.4.5 | レポート締切(延長しました) |
2013.4.24 | 結果発表 |
課題と実施要領
コンテストは規定課題部門と自由課題部門からなります.そのどちらか,または両方に応募できます.
規定課題部門の内容は密行列積です.自由課題部門はXMPのプログラムであれば内容に制約はありません.
課題の詳細や提出方法については,実施要領を参考にして下さい.
応募条件
下記のすべての項目に該当していること.
- 2013年3月の時点で学生,もしくは30歳以下であること
- 学生であれば,何歳でも応募できます
- 社会人の方は,30歳以下であれば応募できます
- 個人もしくはチームでの参加となります.チームの人数に対する上限はありません
- 同一参加者が同部門において複数のチームに所属することはできません
- 入賞した場合,入賞者のレポートを本サイトで公開することに同意して頂けること
- 入賞した場合かつ規定課題部門の場合,入賞者のプログラムを本サイトで公開することに同意して頂けること
注意点
- 本委員会が用意する計算環境で,本コンテストに関係のない作業は行わないこと
- 本委員会が用意するログインノードにおいて,ファイルの実行などといったログインノードに負担を掛ける行為はお控え下さい.ソースコードの記述またはコンパイルなどのみを行って下さい
賞品
賞状およびSC13(米国コロラド州デンバー)にご招待します.具体的には,往復航空チケット(最寄りの空港からデンバーまで),4泊分のホテル代,SC参加費(テクニカルプログラム)を支給します.航空チケットとホテルの4泊分の日程については優勝者の都合に合わせます.また,宿泊数を増やす場合やSCのテクニカルプログラム以外を希望する場合(例えばワークショップを追加するなど)はご相談下さい.
SC13に参加不可能な場合は,10〜20万円相当の商品をご用意します.
チームでご参加される方に対する注意点としまして,SC13ご招待に関しましては1チームにつき1人のみとさせて頂きます.ただし,SC13への参加を希望しない場合,10〜20万円をチームの人数で割った金額相当の商品を用意することも可能です.その際は,お問い合わせ下さい.
応募方法
2013年2月15日から3月22日の間に,mnakao [at] ccs.tsukuba.ac.jp宛に下記情報を送って下さい.
件名:第3回XcalableMP Challengeへの参加
- 選択する課題(規定課題 and/or 自由課題)
- 参加者情報
- 個人の場合:名前,所属(学生の場合は学校名,所属部局,学年など.社会人の場合は会社名),連絡先(e-mail address)
- チームの場合:チーム構成員の名前,所属,連絡先.
- SC13への参加:(可能 or 不可能 or 未定)
※未定を選択した場合は,コンテスト終了後(4月下旬)に,可能 or 不可能を尋ねます.
(以下,コンテストの結果)
応募者数
規定課題:4名(全員個人での参加)
参加者の所属内訳(50音順)
所属 | 人数 |
---|---|
Google Inc. | 2 |
東京大 | 1 |
東北大 | 1 |
自由課題:なし
入賞者
原健太朗(Google Inc.)
総評
今回は参加者が少ないながらも,非常に高レベルなプログラムが集まりました.
予選時の性能(問題サイズは2048x2048)については,下記のグラフの通りになりました.横軸は利用コア数(4コアまでは1ノード),縦軸は時間です.縦軸の値が低いほど良い性能です.
本選時の性能(問題サイズはソースコード提出時点では非公開.4096x4096に設定)については下記の通りになりました.左のグラフは1コアから128コアを利用した場合の結果であり,右のグラフは左のグラフの16コア以降を拡大したものです.
以上の結果から,特に高並列時に原さんの結果が優れていることがわかります.
次に実装について,原さんは全参加者の中で唯一ローカルビュー(Coarray)を用いた実装を行いました.ローカルビューを用いて配列データの転送を詳細に制御することで,優れたスケーラビリティを達成しています.
性能と実装の両方とも,委員会の中で原さんの評価が最も高かったため,原さんを最優秀受賞者としました.
優勝賞品
三菱電機 3D対応HDD内蔵ブルーレイディスクレコーダー搭載液晶テレビ(LCD-40MDR2Z)